肩こり

肩こりとは?

首すじや首の付け根から肩にかけてこりや重だるさがある状態を「肩がこっている」と言い、肩こりは病名ではありません。特に、首から肩・背中にある大きな筋肉・僧帽筋の緊張が続くと肩こりになります。

肩こりの症状

首筋から肩周辺にかけて張りや重だるさの症状が多く見られます。痛みや鉄板が入っているような硬さ、肩の動きが悪くなるなどを訴える場合もあります。さらに症状が酷くなると、頭痛・吐き気・倦怠感・目の疲れ・腕や手のしびれなどが見られ、日常生活に支障をきたす恐れがあります。

肩こりになる原因とは?

血行不良と筋肉疲労が主な原因とされています。首筋や肩、背中が緊張するような姿勢で長時間作業したり、前かがみや猫背のように姿勢が悪かったりすると肩がこります。また、過度なストレスや運動不足、長時間の同じ姿勢の連続、冷房の冷やしすぎ、ショルダーバッグによる肩への負荷などが原因となります。

肩こりの治療

当院では、問診や検査の結果と患者様の症状に合わせて、以下の治療を行っています。肩こりは、様々な疾患に付随して発症することもありますので、酷い肩こりや頭痛・吐き気・しびれなどの症状がある場合は、早めに医療機関を受診することをお勧めしています。

温熱療法

音波・温湿布・蒸しタオル・入浴などで温めて筋肉の緊張を和らげます。肩周辺の血行を促進するためにも温めることは非常に有効です。

マッサージ療法

マッサージによって筋肉の緊張をやわらげて、肩周辺の血行不良を改善し、肩こりを緩和していきます。

運動療法

肩こりに有効なストレッチで、筋肉の緊張を緩和させていきます。日常生活のなかでの運動指導を行います。

筋弛緩剤や鎮痛消炎剤などの薬剤を使用

肩の筋肉の緊張を筋弛緩剤でほぐします。肩こりに用いられる筋弛緩剤は、効果が緩やかなものを使います。鎮痛消炎剤は、いわゆる「痛み止め」です。血行が悪くて発生する痛みを起こす物質に有効とされています。

ブロック注射

肩こりの部分の筋肉に注射することで、筋肉内の血管が広がって血流が促進します。血流が改善することで、こりの部分の痛みや疲労物質が流され、肩こりが解消します。

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